介護タクシーっていくらかかるの

両親と離れて住んでいる子供から、歩行に介助が必要な高齢者の買い物同行（車いすなし）について相談されました。

手段としては二つです。
介護タクシーを利用して、買い物先に乗務員に一緒に付いて来てもらう。
ヘルパーの身体介護を利用し、タクシーに乗って一緒に買い物について来てもらう。

1 介護タクシーと福祉タクシーの違いについて
2 介護タクシーの勘違い
3 自己負担・実費での介護タクシーの利用
4 介護タクシーを利用
5 買い物同行と買い物代行についても少し
6 生活援助従事者研修
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介護タクシーと福祉タクシーの違いについて

介護タクシーは、介護に関する資格を持っている運転手が、車いすで介助が必要な人のサービスを行い、介護保険タクシーとよばれていることもあります。
福祉タクシーは、運転手が資格を有していない場合があり介助を一切行わないので家族の付き添いが必要となります。

（正確には定義がないようですが(。´･ω･)?）

介護タクシーの勘違い

介護保険を利用して介護タクシーを利用する場合、サービスとなるのは介助料金のみで、移動にかかる運賃や送迎の料金は実費負担になりす。

例えば、
メーター料金（1500円）＋介助基本料金（1000円）＋車いす（無料）＝2500円
のうち、介護保険の利用ができるのは基本料金のみです。
1割自己負担で計算すると
メーター料金（1500円）＋介助基本料金（100円）＋車いす（無料）＝1600円
このほか、リクライニング式の車いすやストレッチャーを使用したりするとその分の追加料金は自己負担になります。
事業所により運賃の割引があるところもあるようですが、思ったよりも高額です(;´･ω･)

しかも、介護タクシーを介護保険のサービスを使って利用するには細かく規定があります

対象者

☆利用対象者　要介護1～で、施設や一人で生活し公共機関を利用できない人
☆目的　通院・補聴器やメガネなど本人が現場に行かなければいけない場合
預貯金の引き出し・選挙の投票・役所に手続きに行かなければいけない場合
☆家族が介護タクシーに同乗することはできません。
☆サービスの内容　着替えなどの外出準備・室内～タクシーの移動介助
タクシー～目的地の移動介助・病院での受け付け・会計・薬の受け取りなど
着替えや排せつ介助
（介助が必要のない要介護者はサービスの利用はできません）

このほか、細かく定義があります。

注意！利用の際はケアマネジャーに相談が必要になります。買い物や観光などには、介護保険タクシーによる介護サービスは受けられません。